『神幸祭(しんこうさい)』
祭りには御輿がつきもの
だが、御輿が練り歩くこと
を神幸祭という。神幸は「
みゆき」ともいい、「神の
出でまし」の意味である。
ふだんは神殿の奥深く鎮座
している神霊が、外に出て
くるのだ。そして、その祭
りが神幸祭で、御輿渡御と
も呼ばれる。御輿はもとも
と天皇をはじめとする高貴
な人の乗り物で、神は天皇
を凌ぐ尊い存在だから最高
の乗り物に乗って出でます
のだ。神が出でますのは、
神の威光を広く行き渡るよ
うにするためである。本社
から分けてもらった氏神の
神霊を御輿に乗せて地域を
練り歩き、氏子の幸いを祈
り、災いを除いてもらうの
が御輿渡御の意味だ。また
、御輿を「揉む」「練る」
などと称して激しく揺さぶ
るのは、御輿に乗った神霊
の威光をさらに高めるため
に行なわれるものだ。
私どもの氏神様である牛
嶋神社においてはここでい
う御輿は鳳輦にあたる。ま
た、亀戸天祖神社においは
本社神輿にあたる。牛嶋神
社においては5年に一度の
大祭で氏神様が鳳輦に乗り
氏子各町を練り歩く、氏子
各町はそのお礼に各町の大
神輿を神社に宮入する。亀
戸天祖神社においては毎年
本社神輿が氏神様を乗せて
氏子各町を練り歩く。また
、各町の神輿にも氏神様の
神霊が鎮座しているのであ
り、その威光は分け隔てが
あるわけではない。祭りが
終わると神霊は本社の神殿
に戻される。